洛北・鷹峯「源光庵」~紅葉を窓越しに観る美しさ

常照寺

北区にある「源光庵」は、二つの「窓」と「血天井」とで有名なお寺です。その窓から見える紅葉は、屋外で見るものとまた違った美しさがあり、紅葉シーズンは多くの人が訪れる場所となっています。

■源光庵とは

京都市北区の「鷹峯」という地域にあるお寺です。元は臨済宗でしたが、今は改宗して曹洞宗のお寺となっています。源光庵の庭園は、北山を借景とした枯山水庭園です。秋になると、紅葉の赤と手入れの行き届いた緑とが美しく、「鶴亀の庭」と呼ばれています。

源光庵

【源光庵の基本情報】
★平年の見ごろ:11月中旬
・住所:京都市北区鷹峯北鷹峯町47
・アクセス:地下鉄●「北大路」駅より市バス北1系統で「鷹峯源光庵前」下車すぐ
※無料駐車場はあるが、11月は駐車禁止なので公共交通機関の利用がおすすめ
・拝観料:400円
・拝観時間:9:30~17:00
・拝観休止日:法要行事があるときは拝観中止の時間あり
・問合せ先:075-492-1858
・参考URL:
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000055

■丸い窓と四角い窓の意味とは?

源光庵にある二つの窓は、丸い形と四角い形との二種類があります。
これは禅の教えを表しているそうで、丸い窓は『悟りの窓』といいます。丸い円形の形をしているのは、「禅と円通」の考え方からきているそうです。おおらかに、ありのままの自然な姿でいる、そんな悟りの境地を開くことが出来る、大宇宙を表現している、ということです。

反対に、四角い窓には『迷いの窓』という名前がついています。こちらは、人間が生まれてから死ぬまで、つまり「人間の生涯」において避けることのできない苦しみ(老病死苦)を表現していると言われています。角が四つある四角形は、その「生老病死」の四つを表しているそうです。

源光庵の窓

窓から見える紅葉は、切り取られた絵のようです。
少し離れてみてみると、尚更その美しさが引き立つような気がします。
そして、訪れた際は、まず四角い窓『迷いの窓』で、自分自身を見つめてみましょう。そして、それから丸い窓『悟りの窓』の前に座ってみてください。ありのままの本当の自分を見つけられるかもしれません。

■伏見桃山城の戦いを物語る天井

源光庵の天井板には、「血天井」と呼ばれ、血の足型が残っている様子を見ることが出来ます。これは、1600年に伏見桃山城で徳川家家臣の鳥居元忠らが、秀吉方の石田三成との戦で破れ自刃し、その際に流れた血の跡が残った床を、この源光庵に移して天井板として使っているからです。
合戦の跡を今なお見ることができる、貴重な存在です。

源光庵

■近くの光悦寺、常照寺も紅葉スポット

源光庵まで来たら、近くにある光悦寺と常照寺もぜひ立ち寄ってみてください。
光悦寺は、蒔絵などの芸術に秀でた、本阿弥光悦ゆかりのお寺ですし、常照寺は二代目吉野太夫と関係のあるお寺です。
それぞれ、紅葉の時期は名所として知られています。

常照寺

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